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車検証に新しく追加された「最大値」は巻き戻し対策になるか?

2016/02/23

中古車販売業にとっても、メーターを巻き戻した車両というのは相当なリスクを抱えます。
車両不良のリスクが高くなるのはもちろん、買取時に走行距離が査定に入ってきますので、当然値段にも左右されます。
もし巻き戻った車両を売ってしまった場合、責任は当然我々にも降りかかってきます。

このような自体を防ぐ意味もあり、2017年1月より車検証に「最大値」の項目が追加されることとなりました。
これまでは「走行距離」と「旧走行距離」だけでしたが、旧走行距離の記述は直前までしか記録されません。
従って、次のような悪用法も見いだせたのです。

  • 1.10万km走った車のメーターを4万kmまで巻き戻す。
  • 2.車検に通し、走行距離4万km、旧走行距離10万kmに変更。
  • 3.同じ日に車検を再申請。走行距離、旧走行距離ともに揃える。
  • 4.4万kmしか走っていない車として販売する。

このような事例が多発し、不正を行った中古車販売業者が摘発されています。
以前書いたとおり、特殊な器具を用いればリセットは可能です。これでは中古車販売の信頼を逸してしまいます。
このような事例が今後も続かないようにする意味では、中古車販売業者にとってメリットのある改正だと考えます。

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